[生きるのが辛い] いつでも逃げられる、やめられるが人を救うと思う話
こんにちは、YUNIです。
先日久しぶりに大きな地震がありましたが、皆さんご無事でしょうか。
ただでさえコロナウイルスで生活に支障が出ているというのに、地震にも注意しなければならない、、、本当に大変ですよね。
今後も余震など起こる可能性があるというのをニュースでも目にしましたので、皆さんどうぞ気を付けてお過ごしください。
さて、今回の内容ですが、題名の通り
いつでも逃げられる、やめられるが人を救うと思う話
について書いていきたいと思います。
目次
日本社会は「~しなければならない」に囚われすぎている
この記事を読んでくださっている方の中で、
「生きるのが辛い」「何もかもやめたい」
と思っている方はいらっしゃいますか?もしくはそう思ったことがある方はいらっしゃいますか?
TwitterなどのSNSやネットを見ていると、毎日たくさんの人が「生きる」ということに対してネガティブになっているのを感じます。
前回の記事で、日本では人生のレールが非常に重視されていて、非常に生きづらいという話をしました。
前回の記事はこちらから↓
・学校を卒業するのは普通のことだ
・新卒で就職しなければならない
・離職したらすぐに就職先を見つけなければならない
・最低3年は仕事を続けなければならない
などなど
それができなければ人生終わるとかそんなことは全くないのですが、
「そうするのが普通」「そうしないとやばい」
みたいな風潮が今の日本社会には漂っていると思います。
実際に割合としても、ほとんどの人が義務教育を受けて、大学や専門学校に入って卒業後は就職しているわけですから
それが「普通」という考え方が蔓延している中、社会の仕組みも「普通」に沿ったほうが生きやすい状態になるのは流れとして仕方がない。
ただそのせいで「生きるのが苦しい」「生きているのが辛い」「もうどうすればいいかわからない」と生きることに対してマイナスになる人が増えるのは大きな問題だと私は思います。
日本の自殺率の高さ
日本における15歳から39歳の若年層の死因の1位になっているのが「自殺」です。
また、G7の先進国の中でも死因として自殺が1位になっている国は日本だけです。
参考:nippon.com, 若い世代の「死因トップが自殺」はG7で日本だけ:未成年自殺率、最悪を更新, 2020.11.06
事故やがんなどの病気で亡くなる人の割合が他国に比べ低いのは、治安の良さや充実した医療体制など日本の誇れる部分ではあると思います。
にもかかわらず、自殺する人が非常に多いのはやはり日本社会が「生きづらい」からなのではないかと思います。
先ほど述べたように、
「~しなければならない」
「こうでなければならない」
といったレールが敷かれており、一度外れると元に戻るのが難しい。
それがわかっているから辛くても我慢して限界が来た時には
「死ぬしかない」
という考えしかできなくなっていて死を選択してしまう。
また、レールが重視されすぎている以外に問題なのが、精神疾患に対する理解が浸透していないという点です。
日本では精神疾患に対する理解や受け入れる環境づくりが不十分
ストレスの多い日本社会で生活している中で、うつ病や適応障害、統合失調症などの精神疾患にかかってしまう人が少なくありません。
自殺で亡くなってしまう人の多くが、精神疾患に苦しんでいるというのも目にしたことがあります。
私が思うのが、日本では一度精神疾患にかかってしまうと
回復するまでに時間がかかる
+
社会復帰が難しい
ということです。
まず、回復までに時間がかかるという点においては精神科や心療内科に行くハードルが高いというのが挙げられるのではないかと考えます。
まず料金が高い。そして予約がとりづらい。
そして精神科や心療内科に行くと周りからマイナスに見られる、もっと深刻な人が行くところだと思い込んでいる人も多いです。
精神科や心療内科以外に相談できる場は少しずつ増えてはいるものの、それらの質や数はまだまだ不十分だと思います。
ネットを見ていると、相談料60分1万円なんていうのもよく見ますからね。
結果病院に行けなかったり、行くまでに時間がかかってしまって回復までかなりの時間を要する、もしくは一生精神疾患と共に生きていかなければいけないという状況が生まれてしまいます。
また一度精神疾患にかかると社会復帰が難しいのも大きな問題です。
精神疾患を持つ人を受け入れる会社は以前と比べ少しずつ増えてきてはいるものの、まだまだ少なく職種なども限られています。
そのため、精神疾患を隠して就職活動を行う方が多いそうです。
ネットの掲示板で「普通に考えてうつ病になった人を雇いたくないでしょ」という書き込みを目にしたことがあります。
実際に現状としてかなりの人が同じように考えているように思います。
精神疾患にかかる人は、繊細で、比較的真面目で物事に一生懸命に取り組む人が多いと言います。
個人的な問題で精神疾患になってしまう方もいるかもしれませんが、周りの人間関係や環境が原因の方もたくさんいるんです。
にもかかわらず、精神疾患があるということが一括りにされ、就職の際に不採用になるなど社会復帰が難しいのが現状です。
我慢や継続が美徳とされる日本社会
学校や会社に所属していると、必ず辛い事やうまくいかないことがあると思います。
そんなとき、我慢やあきらめない努力はもちろん大切ですし必要です。
ただ、私は我慢やあきらめない努力をすることにおいて一人一人のキャパに個人差があると思うんです。
同じ状況にあっても、
ある人はその時辛く感じても1週間後にはすっかり忘れているかもしれない
ある人は1ヵ月後もずっとつらい気持ちを引きずってしまうかもしれない
わけです。
よく掲示板などで「辛いです」「逃げ出したいです」という相談に対して、
「もう少し頑張ってみなよ」
「そんなんで逃げたら今後なんも続かないよ」
といった回答を見ることがありますがそれもちょっと違うんじゃないかなと思うんです。
結局、一人一人自身の性格や健康状態、生い立ちなどが違う限り我慢や努力できる程度も異なるわけです。
でも「我慢」や「続けること」がいいこととされてそれができるのが
「当たり前」「普通のこと」
のようになってしまっている現状があります。
そうなってしまうと、我慢や継続ができないことが
「悪いこと」「普通じゃない」「おかしい」
と思いこんで心を病んでしまう人が出てくる。
あと特に仕事においては継続が重視されがちですよね。しかもやめづらい。
本当に辛くなっても簡単に逃げたら終わりだ、と思い込んでしまって最終的に仕事が原因で精神的におかしくなってしまう人もたくさんいます。
この「我慢」や「継続」を美徳する部分も、日本において生きづらいと感じる人が多い原因の一つだと考えます。
いつでも逃げていい、やめていい
学校や仕事、生きていくうえで何かに所属して生きていかなければならない場合が多いです。
そして所属すると自分でどうにかできること、できないことや人間関係などの様々な問題が必ず出てきます。
もし今学校に行くのが辛い人、仕事が辛い人、生きるのが辛い人がいたら
いつでも逃げられるんだ
いつでも辞められるんだ
という考えを頭のどこかに持ってみてほしいなと思います。
そうは言っても
「そんな簡単じゃない」「そんなの無理だ」
と考える人がほとんどだと思います。私もそう思います。
でも実際には逃げても、やめても道はたくさんあるんです。
職業選択の自由で私たちはいつでも働く場所を選んでもし違うな無理だなと思ったらやめることができます。
学校をやめても、アルバイトをすることができるし、また学校に行きたいと思ったらチャレンジすることができます。
もう働けないほどの精神状態に陥ってしまったとしても、失業給付金などの制度を利用してしばらくの間身体を休めながら生活を送ることができます。
日本にいるのが辛いなら、海外で働いたり生活するという選択をすることもできるんです。
だからこそ今もしも
死にたいくらい辛い、食事もできない、睡眠もとれない
など生きづらさを感じて辛い状況にいる人がいたら
いつでもやめても逃げてもいいんだよ
と言いたいです。
私自身、自己肯定感が低く、HSP気質であるというのもありストレスをためることが非常に多いです。
辛い時に「別に本当に辛かったらいつでもやめていいんだ」と思うと心が少し軽くなります。
そして、日本社会全体でこういった考えが少しでも理解されるようになったらいいなと思います。環境づくりも大切ですね。
まだまだ初心者のブログですが、私の記事を読んで1ミリでも前向きになれる人が増えれば本当にうれしいです。
そして一人でも多くの人が改めて「当たり前」と考えられていることを見直すきっかけが作れたらいいなと思います。
つたない文章ですがここまで読んでいただきありがとうございました。
自分が伝えたいことを文章に表すのは本当に難しいですね...もっと文章力を鍛えなければ。
皆さま、毎日本当にお疲れ様です。
そしてさいごに
みんな違ってみんないい
では今日はここまで😊